出来上がった河川掘削の現場。
空からの記念撮影――ではなく、「出来形測量」です。
以前「ICT施工」のタイトルでお伝えした現場日記でも紹介したように、標定点と検証点を設置し、ドローンを飛ばして測量を行います。
そして今回は、発注者立ち合いのもと完了確認を実施しました。
設計高と実際の施工箇所の高低差をチェックし、結果はもちろん――合格!
施工計画書どおりに仕上げるのは当然のことですが、「合格」をいただくと、やっぱり嬉しいものです。
岩崎工区の河道掘削完成しました!
伐木・伐倒からはじまり、除根、そして本格的な掘削へ。
今回の施工により、洪水時でも水の流れる断面積が広がり、水位の上昇を抑える効果が期待できます。
流れの通り道を整えることで、水害のリスクを減らす——
地域の「安心」につながる大切な工事となりました。
「工事進捗状況」タブでは、これまでの施工の様子を空撮写真でご覧いただけます。
ぜひ、現場全体の変化をお楽しみください!
毎月開催しているのが、安全パトロールです!
事故につながりそうな箇所がないか、作業手順に沿って安全に施工しているかなどチェックしていきます。
これまでの経験を活かした点検はもちろん大切ですが、それに加えて重要なのが 「想像する力」。
「このまま作業を続けたら、どんな危険が起こり得るか?」を先回りして考えることで、未然に災害を防ぐことができます。
そしてもう一つご紹介するのが 作業員休憩所。
屋根にはソーラーパネルを設置し、エアコン・冷蔵庫・ウォーターサーバーを完備しています。
快適な環境でしっかり休憩をとり、頭と体をリフレッシュすることもまた、安全につながる大切な要素です。
現場ホームページの案内看板を設置しました。
そして今まさに、案内板からアクセスしてこの日記を読んでくださっている方✋
ありがとうございます!!!
「ここではどんな工事をしているのかな?」と気になって見てくださったのだと思います。
よろしければ、ぜひ過去の現場日記もご覧になってみてくださいね♪
さて、案内板にも記載しましたが、私たちは 洪水対策として川幅を広げる工事 を行っています。
右下の写真をご覧いただくと、イメージしやすいかと思います。
一つひとつの作業を、しみじみと積み重ねながら進めています。
今回の現場は、夏!伐採箇所あり!川のそば!
ということで、しっかりと準備を整えています。
まず、熱中症対策。
飴やOS-1、瞬間冷却パックを常備して体調管理を万全に。
さらに、スズメバチ、マムシ対策。
「どうか出会いませんように...💦」と願いながらも、いざという時に備えます。
そして最後に、緊急油処理ボックス。
中には、セルフフェンス、セルマット、セルソープ、オイルゲーター、消火器...色々完備されてます!
河川に近い現場なので、環境への配慮として準備しました。
使うことがないのが一番ですが、自然を守るための大切な備えです。
どんどん、河道掘削を進めていきます。
「掘る→載せる→下ろす」の繰り返しですが、気を抜かず集中!安全第一です!
掘削高を確認して、ふと顔を上げると青空が広がっていました。
少しずつ、秋の気配が近づいていますね🍁
大型ダンプにも「体重制限」があります。
人間だって、太りすぎれば体に負担がかかりますし、痩せすぎていては力が出ませんよね。
ダンプも同じで、過積載は危険・違反となりNG、逆に少なすぎると効率が悪くなってしまいます。
そこで使うのが トラックスケール(大型の体重計) です。
ダンプが“体重測定”をして、ちょうど良い積載量かどうかを確認します。
最近、体重計にのりましたか?
ドキッとした方、もしかして"過積載"の自覚があるのでは!?
薄っすらと白くみえるのは、川霧でしょうか?気持ちがいい朝です。
河道掘削を行っています。
土砂をダンプカーに載せ込み、運搬してもらうんですが、現在地、速度、運搬経路をパソコン、携帯でチェックしています。
安全に施工していきます!
「生産性向上のカギは“3次元データ”にあり!」
ということで、ドローンを飛ばして上空から撮影していきます📷
早速飛ばしたいところですが、まずやらなければいけない…標定点を設置します☝
標定点とは、ドローンで撮影した写真に必ず写りこませる「正確な座標がわかっている基準点」のこと。
そして、検証点。
撮影した画像を専用ソフトで解析し、3次元点群データを作成するんですが、データ化した時に付与された座標が正確かを検証するための点です☝
標定点、検証点の設置が終わったら、いざ大空へ⤴
あらかじめ設定したルートに従って、自動で撮影してきてくれます。
ちなみに事前に伐採していたのは、ドローン撮影の時に地表を正しく撮影できるようにするためです!
無事にたくさんのデーターを抱えて、戻ってきてくれました。
現場では、伐採作業が進んでいます。
よく見ると、色々なアタッチメントがあると思いませんか?
📸写真ごとにご紹介
左上1枚目 ... 木をしっかり掴み、アタッチメントの刃でそのまま切断!掴んだまま作業できるので、安全です!
右上2枚目 ... 強力な刈り機!草はもちろん、竹など硬いものでも朝飯前です!そのまま集積までできる優れものです。
左下3枚目 ... バケットが開くので、除根も可能!グラップル機能もあるなんて!多機能ぶりに驚きです。
アタッチメントの取替は時間がかかるし、各作業ごとに重機を移動させるのも大変ですよね💦
1つのアタッチメントで複数の役割がこなせるのは、効率アップです!
そして右下4枚目の写真、こちらは機械本体です。
超低騒音型を採用し、騒音対策もバッチリです!
この度、「R6久慈川右岸岩崎地先河道掘削工事」を担当させていただく高橋建設工業です。
工事期間中はご不便をおかけすることもあるかと思いますが、どうぞご理解・ご協力をお願いいたします。
久慈川周辺では「緊急治水対策プロジェクト」により、各地で工事が進められています。
洪水被害を防ぐため、たくさんの方々がそれぞれの現場で力を尽くしています。
私たちもその一員として、地域の安心・安全につながるよう精一杯取り組んでまいります。
この現場日記を通して、作業の様子や取り組みを少しでもお伝えできれば幸いです!